最終更新日:2013年 10月 28日
統計サマーセミナー2014
統計サマーセミナーは2000年度から統計数理研究所(統数研)の共同研究集会として開催されており,統数研から研究経費の支援を得ています.
この支援を受けるには,共同研究集会などへの申請を毎年行い採択してもらうことが必要です.
来年度開催予定のサマーセミナーも,昨年までと同様,統計数理研究所の共同研究集会などに申請する予定です.
そこで,以下をお読みいただき,ご賛同いただける場合には,鈴木大慈 (suzuki.t.ct + at + m.titech.ac.jp) までご一報いただければ幸いです.
以下,詳細です.
本ページは,サマーセミナーを統数研の共同利用事業の一環として採択してもらおう,という運動に関するページです.
今回で 15 回目(共同研究集会としての申請時から数えて)になります.この趣旨に賛同して頂ける方は,下記項目 5 に記載の必要事項をお送り下さい.宜しくお願い致します.
今回の申請では,代表者を鈴木大慈(東京工業大学),予算執行責任者を藤澤洋徳先生(統数研)とします.
以下の場所と日程を予定しています.
今回の申請に賛同いただける方は,以下の必要項目について,
出来る限り以下のWORDファイルをダウンロードして,必要事項をご記入の上,
鈴木 (suzuki.t.ct + at + m.titech.ac.jp) 宛,メールにてお送り頂けると幸いです.
WORDが使えない場合,以下の必要項目にある情報をお送りください.
WORDファイルはこちら
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※書類作成の都合上,送付期限は2013年11月1日(金)とさせて頂きますのでご了承願います.
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毎年申請する必要があります.
共同研究集会などを予定しています.
統計サマーセミナーは,統計学,または関連分野に在籍する若手の大学院生から助手・助教レベルを中心に構成される informal なグループ(Young Statisticians' Group)により運営されるセミナーで,1971年以来毎年開催されている.その長い歴史とともに,成果および効用も多くの人々に認知されており,このセミナーに関わって,なお現在第一線で活躍している研究者は多数に及ぶ.
本セミナーの最大の目的は,研究発表・討論を通じた若手同士の交流である.改めて指摘するまでもなく,諸外国とは異なり, 日本には統計学部を有する大学は存在しない. 従って,多くの研究者・学生は,何らかの個別科学の学部学科等に所属しながら統計学まわりの研究をしている. このような環境下で,研究早期の段階からいろいろな個別科学での統計の使われ方に触れ,視野を広げることは極めて重要であり, そのひとつの機会としてこのセミナーを捉えることができる. また,若手の研究者がほとんどであるため,第一線の研究発表・議論が続けられるわけではないが, それが逆に本セミナーの良さを引き立てている. すなわち,何が若手にとって分かりにくいのかを考慮した講演がなされ,それに対して遠慮のない質問・討論が行われるため, 実質的に得るところが大きいセミナーとなっている. もちろん,助教レベル以上の研究者も参加しており,視野を広げると同時に研究レベルの話を分かりやすい説明で聞くことのできる, 若手にとっては非常に有意義なセミナーとなっている. 付け加えれば,セミナーは共同合宿形式で行われているので,若手に重要な,夜を徹した議論も盛んである.
統計数理研究所は,過去10年以上にわたり多くの共同研究プロジェクトの採択・遂行によって,統計学関連の研究者のみならず, 統計を必要とする個別科学の研究者との交流を促進し,大学共同利用機関としての役割を十全に果たしてきた. その一方で,教育・若手研究者の育成という点に鑑みれば,総合研究大学院大学の一翼としての博士課程教育を除いては, その潜在的影響力を必ずしも十分に発揮し得ていないように思われる.本セミナーへのサポートこそ, 統計数理研究所が全国の大学院生をはじめとする研究者の卵に対し,実に少ない投資で好ましい影響を及ぼすことのできる, 絶好の機会であると考えられる.
統計数理研究所から公認されたということ,学生に旅費の援助がなされたこと, この 2点はサマーセミナーに参加している人々に強い満足感をもたらしたように思われる. 詳細は過去の報告書に記した通りである.これまでボランティア形式で運営され, 足場がふらついていたセミナーが,確固とした公認を得たことは大きかった. また,自己変革の意識も高まり,平成 14年度からはイントロダクション的なセッションを設けたり, 平成 15年度からはプログラム編成委員会を設置したりしている.平成 17,18年度はセミナーのプログラム編成においてもこれらの点を考慮し, さらに,より議論しやすい場を作るため,ポスター形式のセッションも実施された. 平成 19年度以降,集会運営のノウハウがほぼ固まりつつあり,安定したセミナー開催が行わるようになってきている. 平成26年度は,更に効率的な集会運営を目指し,より活発な議論が交わされるような新たな環境作りを模索しながら運営に当たりたい.
上記の内容に関するお問い合わせは,鈴木大慈 (suzuki.t.ct + at + m.titech.ac.jp) までお願いいたします.